概要
関東大学対抗戦の第5節は、11/7(土)は秩父宮ラグビー場で、11/8(日)は上柚木公園陸上競技場で、それぞれ2試合ずつ行われる予定だったが、11/7(土)の日体大vs明治大は中止となった。
2020/11/05
関東ラグビーフットボール協会
第4節終了時点での勝点は次の通り。成立しない試合が出てきたことで、ボーナスポイントは加えられない。大学選手権には5位までが出場できる。
16 早稲田
12 明治大、帝京大、慶応大
8 筑波大
4 日体大
0 青学大、立教大
関東大学対抗戦 対戦表
スタメン一覧
11/7(土)
早稲田(16) 11:30 筑波大(8) <秩父宮>
早稲田は開幕の青学大戦では不安も感じられたが、前節の帝京大戦では初めてメンバー入りしたクレイジータックラーFL坪郷智輝を筆頭に速いタックルで流れを渡さず4連勝。筑波大は開幕戦で慶応大に勝利したあと、帝京大、明治大には善戦するも敗れるなど2勝2敗。明治大戦で見せたサインプレーやBKの動きで相手を受けにまわらせることができるか。
第5節の早稲田は、FBとして練習試合に出場していた河瀬諒介がSOで初スタメン、これまでの4戦をSOとしてフル出場していたSO吉村紘はメンバー外となった。そのほか、LO大崎哲徳に代わってLO桑田陽介が入り、FL坪郷智輝は前節に続き先発となった。
創造的破壊か…
昨年の岸岡智樹に続き不動のSOとなっている吉村紘だが、周囲がSOに依存してしまうと、場合によっては自分の役割だけしかやらなくなったりプレーの幅が小さくなる恐れがある。相良監督の狙いは、SOに不慣れな選手を入れることで、各自の視野を広げてチームを活性化させるということなのかもしれない。平尾誠二さんが神戸製鋼時代に藪木宏之さんをSOに抜擢したという記事を思い出した。
一方の筑波大は、前節メンバー外だったCTB岡崎航大、CTB谷山隼大、WTB植村陽彦が戻る。また、岩田真樹がFLでスタメン、中田都来がNo8にまわるという第3節の明治大戦とほぼ同じメンバーを組んできた。
過去の対戦
2017 早稲田33-10筑波大
2018 早稲田55-10筑波大
2019 早稲田52- 8筑波大
FW平均体重
FW高身長選手
早稲田 LO下川甲嗣187cm LO桑田陽介185cm FL村田陣悟185cm No8丸尾崇真183cm
筑波大 LO八木澤龍翔188cm FL梁川賢吉188cm LO中原健太183cm
日体大(4) 14:00 明治大(12) <秩父宮>
過去の対戦
2017 日体大 7-101明治大
2018 日体大17- 31明治大
2019 日体大 0-103明治大
11/8(日)
青学大(0) 11:30 慶応大(12) <上柚木陸上>
ここまで未勝利の青学大は、前節の日体大戦では残り10分までリードしていながら逆転されて初白星がすり抜けた。キックをうまく使って、2013年以来の慶応大戦勝利を目指す。明治大を破り勢いに乗る慶応大は、初戦の筑波大に敗れているものの上位を狙える位置にいる。明治大戦の刺さるような炎のタックルが継続できれば、相手がどこでもそう簡単に負けることはない。
青学大のFWは、前節同様に小さいながらタックルに定評があるFL肘井洲大とFL中谷玲於を揃えてきた。チームを勇気づけるタックルが見られるか。また、LOに江金海が戻り、WTBに快足の手島究がスタメンで初のメンバー入りとなった。
慶応大は、明治大戦で逆転PGのきっかけをつくったLO髙武俊輔が初スタメンとなったほか、中村大地がSOとしては初スタメン。その他、1年生のHO福澤慎太郎、WTB山之内颯人がリザーブとして初めてのメンバー入りを果たした。
過去の対戦
2017 青学大 5-119慶応大
2018 青学大17- 98慶応大
2019 青学大 3- 35慶応大
FW平均体重
FW高身長選手
青学大 LO江金海188cm No8齊藤裕大187cm LO森田寛生185cm
慶応大 PR大山祥平185cm LO相部開哉184cm FL髙武俊輔180cm
帝京大(12) 14:00 立教大(0) <上柚木陸上>
3連勝のあと早稲田に敗れた帝京大、相手の積極的なディフェンスに思うように試合を運べなかった。また、この結果、秩父宮ラグビー場では2018年途中から6連敗となった。立教大は4連敗と結果が出ないが、まずは相手をしっかりと止めていくしかない 。その上で、これまで上位との対戦で奪ってきた5つのトライを参考にトライを奪いにいきたい。
帝京大は大幅なメンバー変更により、今季は主にリザーブだった選手7名を今季初スタメンとして起用。その中には、主将のFL松本健留のほか、昨年の主力メンバーのHO李承爀、LO久保克斗などが含まれており、選手層がより厚くなっている。
一方の立教大は、PR湯村怜、CTB菱川浩太、WTB安藤海志の3人が今季初スタメン。また、LOに村田裕太が復帰し、守源がFLにまわった。リザーブの主将SH北山翔大は後半に登場し、チームを鼓舞する。
過去の対戦
2017 対戦なし
2018 対戦なし
2019 対戦なし
FW平均体重
FW高身長選手
帝京大 LO久保克斗191cm LO山川一瑳190cm FLリッチモンド・トンガタマ188cm
立教大 FL守源184cm LO村田裕太183cm LO秋元律樹181cm No8紀伊雄介181cm
関連リンク
関東大学対抗戦 チーム情報