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2021 関東リーグ戦 第6節 <直前チェック> … 東海大vs日本大の全勝対決 など

概要

2021年度の関東大学リーグ戦グループ1部リーグ第6節は、11/21(日)に全4試合が行われる。1部リーグは、東海大学流通経済大学日本大学法政大学中央大学大東文化大学関東学院大学専修大学の8チーム。

今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。

第5節終了時の成績

第5節を終えての成績は次の通り。

東海大 5勝0敗 勝点25 得失点差+265
日本大 5勝0敗 勝点25 得失点差+166
大東大 3勝2敗 勝点14 得失点差+4
法政大 2勝3敗 勝点11 得失点差-7
中央大 2勝3敗 勝点  8 得失点差-84
流経大 2勝3敗 勝点  8 得失点差-46
関東学 1勝4敗 勝点  5 得失点差-107
専修大 0勝5敗 勝点  1 得失点差-191

対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >

トライランキング(11/7終了時)

14T 井上風雅/日本大
7T ナサニエル・トゥポウ/日本大
5T 5人

トライランキング詳細は → < トライランキング >

ゴールランキング(11/7終了時、PG含む)

22G 石岡玲英/法政大 75.9%
19G 津田寛汰/中央大 82.6%
17G 丸山凛太朗/東海大 77.3%

ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑 

 

11/21(日)

法政大 11:30 流経大夢の島/有観客)

ここまで2勝3敗の法政大は勝点11で現在4位、3枠の大学選手権出場を狙う上では負けられない試合となる。流経大は2勝3敗で勝点は8、大学選手権出場の可能性を残すが、負ければ入替戦出場も現実味を帯びる。

昨年は、流経大が前半に3トライを奪って18点をリード、そのまま逃げ切り28-10で勝利。法政大に許したトライは試合終了間際の1トライのみだった。

今季の法政大は、開幕戦の専修大戦は16点差を逆転勝ち、2戦目の関東学院戦は14点差からの逆転負けと波の大きい試合をしてきた。また、今季はすでに11PGと効果的に得点を奪ってきたものの、後半の戦いぶりが課題となる。ここまでの5戦全て前半よりも後半にたくさんのトライを許しており、5戦合計では前半の6に対し後半は14のトライを奪われた。

流経大のほうは、開幕戦では大東大のディフェンスに阻まれ、2戦目の中央大には前半の終わり頃から流れをもっていかれて敗れた。以降は関東学院専修大に僅差で勝利するも、日本大には前半をリードして終えるも後半逆転されての敗戦。ただ、主将HO西山大樹(4年,流経大柏)や副将FB河野竣太(4年,常翔学園)らを中心に本来の力を取り戻しつつある。

接戦が予想される戦いだが、ここまで5戦で法政大は11PGと最多、一方の流経大はペナルティが73とこちらも最多。流経大のペナルティが増えると、法政大がリードを広げる。

メンバー表チェック

法政大のFWは、PR石母田健太(3年,國學院栃木)、LO佐々木康成(3年,大分舞鶴)が今季初スタメン、前節欠場のFL吉永昂生(3年,東福岡)はスタメン復帰。BKでは、SO熊田聖道(2年,大産大附)、WTB高橋達也(4年,目黒学院)、CTB有田闘志樹(4年,鹿児島実)と昨年の主力が今季初スタメンとなる。

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法政大 メンバー

流経大のほうは、HO西山大樹(4年,流経大柏)がメンバー外、HOに作田駿介(2年,流経大柏)、PRには吉川豪人(4年,大阪学院)が入る。BKではCTB土居大吾(3年,流経大柏)とWTB當眞寮(2年,流経大柏)がスタメン復帰、リザーブではPR石水健太(2年,流経大柏)は初のメンバー入りとなった。

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流経大 メンバー
過去の対戦

2018 法政大22-21流経大
2019 法政大25-43流経大
2020 法政大10-28流経大

FW平均体重

法政大 100.0kg
流経大 103.9kg

FW高身長選手(cm)

法政大 No8高城喜一186,LO竹部力185,PR河村龍成180,FL大澤蓮180
流経大 LOアピサロメ・ボギドラウ190,PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188

 

大東大 11:30 専修大(AGF/有観客)

3勝2敗の大東大は勝点14で現在3位、4位以下の結果に関わらず、あと勝点7で大学選手権出場が確定する。専修大のほうは5戦全敗で勝点は1、入替戦回避のためには勝つしかない。昨年の対戦は、専修大が前半を22-19とリードして終えると、後半は両チーム得点なく迎えた40分に専修大が突き放して29-19で勝利となった。

今季の大東大は、開幕戦で流経大を終了間際の1トライに抑えて勝利、東海大や日本大には敗れたものの終盤までロースコアとなるなどディフェンス面で健闘した。4節までは4戦で9トライと攻撃面ではやや物足りなかったが、5節の関東学院戦は11トライの猛攻、とくにBKで9トライを奪った。

専修大のほうは、開幕戦で法政大に16点差から逆転負けを喫したせいか、元気がなく連敗中。ただ、4戦目の流経大戦では終盤に2トライを奪って追い上げて4点差に迫り、勝点1を手にした。ここまで5戦でトライは9と少なく、内訳は前半は1、後半に8、前半の得点力の低さが気になるところだ。

調子を上げる大東大が有利か。ただ、専修大が前半粘って引き離されなければ、接戦に持ち込める可能性が高くなる。

メンバー表チェック

大東大は、前節欠場のNo8シオシファ・ラベマイ・マウ・トル(3年,ニューイントンC)がスタメン復帰、前節リザーブのCTBハニテリ・フィラトア・ヴァイレア(1年,青森山田)とWTB朝倉健裕(4年,御所実)はスタメンで出場となる。

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大東大 メンバー

専修大のほうは、HO米沢豪真(4年,茗溪学園)がスタメンに戻り、FL折井慎斗(4年,尾道)は開幕戦以来のメンバー入りでスタメン出場。No8堀田南雄斗(4年,東福岡)は今季初スタメンとなる。これまで全戦スタメンだったFL西尾開登(4年,目黒学院)はリザーブに控える。

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専修大 メンバー
過去の対戦

2018 大東大53-21専修大
2019 大東大33-26専修大
2020 大東大19-29専修大

FW平均体重

大東大 102.0kg
専修大 101.5kg

FWの高身長選手(cm)

大東大 LO佐々木柚樹188,PR野口大貴184,LO塩見成梧184,PR小島燎成183
専修大 LO渡邉朝陽185,PR山口和明181,PR木原三四郎181

ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533) 

 

日本大 14:00 東海大夢の島/有観客)

ともにここまで全勝、大学選手権出場は決定している。また、いずれかが勝点5を加え相手を勝点0に抑えて勝つと、その時点で優勝が決定する。日本大が優勝すると1985年以来36年ぶり、東海大は4連覇となる。昨年は東海大の辞退により、日本大が不戦勝となった。

今季の日本大は、1,2戦目は快勝、3戦目以降は大東大関東学院流経大には苦戦しながらの勝利となったが、勝点としては満点の25点を積み上げた。序盤はモールからのトライを重ねたが、この5戦のFWでのトライは5→9→4→2→2と減少している。逆に、この2戦はBKで4トライずつ奪っており、FB普久原琉(3年,コザ)らの動きがいい。

東海大のほうは、この5戦は全く危なげなく全勝ロードを突き進んできた。あえて言うなら、2戦目の大東大戦ではディフェンスに阻まれて前半が2トライのみだったこと、5戦目の法政大戦では序盤に2PGで先制されて後半に3トライを許したことぐらい。FWが強力なせいか、BKが余裕を持ってプレイできているように見える。

ここまでの戦いぶりを見ると東海大に分がある。日本大は、原点に戻りFWで集中的に攻めていくか、それとも東海大戦用のスペシャルな策を用意してくるか、見ごたえのある一戦となりそうだ。

メンバー表チェック

日本大は、今季初めてHO林琉輝(3年,日本大学)がスタメン出場。留学生はFWに優先的に配置されており、LOテビタ・オト(4年,トンガC)、No8シオネ・ハラシリ(4年,目黒学院)が入る。

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日本大 メンバー

東海大のほうは、全戦スタメン出場だったHO土一海人(4年,東海大相模)が欠場、HOには田中熙(4年,伏見工)が入る。そのほか、SH柴田凌光(4年,秋田工)がスタメン復帰、CTB佐藤粋(4年,東海大相模)は今季初のメンバー入りで先発出場となる。

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東海大 メンバー
過去の対戦

2018 日本大28-48東海大
2019 日本大  7-50東海大
2020 日本大 中止 東海大東海大辞退により日本大が不戦勝)

FW平均体重

日本大 105.5kg
東海大 109.4kg

FW高身長選手(cm)

日本大 PR山内開斗188,LO趙誠悠185,LOテビタ・オト,FL板倉正矢183
東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,FLレキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184

 

中央大 14:00 関東学院(AGF/有観客)

中央大は2勝3敗で勝点8の5位、先に試合を終える大東大の結果次第では最終戦大東大と大学選手権出場をかけた直接対決となる可能性がある。関東学院のほうは1勝4敗で勝点5の7位、大学選手権出場の可能性はわずかに残るが、入替戦圏内でもある。

今季の中央大は、2戦目の流経大戦は前半の終わりに逆転、後半突き放して2002年以来19年ぶりの流経大戦の勝利(引分2をはさむ)となった。しかし、法政大、東海大には敗戦、前半で連続トライを許し追い上げることができなかった。頼れるキッカーSO津田貫汰(3年,桐蔭学園)はいるが、トライを取る意識や相手にプレッシャーをかける意識が薄れてはいけない。

関東学院のほうは、2戦目に法政大に14点差を跳ね返しての逆転勝利となった。しかし、2戦目の流経大戦はロスタイムに逆転トライを許し、次の日本大戦では終盤まで同点だったが最後に突き放された。ただ、こちらもキッカーSO芳崎風太(4年,関東学院六浦)は頼もしい存在、ここまでPG含めて10本蹴って9本を成功させている。

今季は互いに終盤に動く試合を演じており、僅差で後半を迎えると何が起こるかわからない。

メンバー表チェック

中央大は、FWは不動のメンバー、WTB下村寛太(2年,報徳学園)は今季初スタメンとなる。また、WTB篠崎虎太郎(1年,昌平)は開幕戦以来のメンバー入りでリザーブに名を連ねた。

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中央大 メンバー

関東学院のほうは、法政大戦で逆転トライを決めたLO早瀬旦(3年,石見智翠館)が今季初スタメン、SO芳崎風太(4年,関東学院六浦)は3戦ぶりのメンバー入りでスタメン出場となる。PR最首郁也(3年,東京)とLO本多覚斗(4年,前橋育英)はリザーブで今季初のメンバー入り。

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関東学院 メンバー
過去の対戦

2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 中央大28-25関東学院

FW平均体重

中央大  103.6kg
関東学院 103.3kg

FW高身長選手(cm)

中央大 LO橋本吾郎190,PR茂原隆由188,LO山﨑祥希182,FL市川大喜182
関東学院 LO山﨑海187,No8小濱康嵩185,PR島津弘二朗183,FL内川朝陽182

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早慶戦 ラグビー 2021 … 過去10年の結果と過去30年の得点差など

概要

早稲田大学ラグビー蹴球部慶應義塾體育會蹴球部 による「 第98回 早慶戦 」が2021年11月23日(火・祝)に行われる。

これまでの勝敗は、早稲田の70勝、慶応大の20勝、引き分けが7となっている。

ラグビーマガジン 2021年 08 月号 [雑誌] 

 

過去のデータ

過去10年の結果

対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦において勝敗や並んだ場合は直接対決や得失点差から順位づけした数字を表す。

2011 早54-24慶 早5-2② 慶3-4⑤
2012 早31-10慶 早4-3④ 慶3-4⑤
2013 早69-  7慶 早6-1② 慶4-3③
2014 早25-25慶 早5-1-1② 慶4-2-1④
2015 早32-31慶 早4-3④ 慶4-3④
2016 早25-23慶 早6-1② 慶4-3④
2017 早23-21慶 早5-2② 慶5-2②
2018 早21-14慶 早6-1① 慶5-2③
2019 早17-10慶 早6-1② 慶3-4⑥
2020 早22-11慶 早6-1② 慶5-2③

過去10年では、早稲田が9勝、引き分けが1回。とくに、2014年以降の得点差は、0、1、2、2、7、7と引き分けを含めて2014-2019は全て1トライ1ゴール差以内と非常に拮抗している。

Number(ナンバー)1013号 桜の再会。[雑誌] 

 

過去30年の得点差

次のグラフは過去30年間の早慶戦の得点差を示しており、左側が早稲田が勝った年、右側が慶応大が勝った年となっている。

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早慶戦 得点差 1991-2020

このグラフからわかる通り、早稲田が連勝している時期も慶応大が強かった時期もあったが、長い歴史を見る中でも2009年以降の接戦の多さは際立つ。

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参考:大学選手権での対戦

大学選手権での対戦は、過去に11度。早稲田が8勝、慶応大が2勝、引き分けが1となっている。なお、決勝戦での対戦は過去に2度、1968年は14-14で引き分けて両チーム優勝、2007年は26-6で早稲田の優勝となった。

上記と同じく、対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦において勝敗や並んだ場合は直接対決や得失点差から順位づけした数字を表す。

2018準々決勝 早20-19慶 早6-1① 慶5-2③
2020準々決勝 早29-14慶 早6-1② 慶5-2③

過去10年で大学選手権で対戦したのは2度のみ。いずれも早稲田が勝利しているが得点差は大きくはなく、とくに2018は1点差、早稲田がロスタイムのトライで逆転勝利となった。

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今シーズンの関東大学対抗戦の戦績

早稲田はここまで帝京大に敗れて4勝1敗、慶応大は明治大と筑波大に敗れて3勝2敗となっている。2021シーズンの第5節を終えての成績は次の通り。

早稲田 勝点20 4勝1敗 270得点  56失点 41T 31G 1PG
慶応大 勝点15 3勝2敗 153得点104失点 25T 14G 0PG

2020シーズンは、早慶戦に勝った早稲田が優勝をかけて早明戦を戦うも敗れて2位、慶応大のほうは最終戦帝京大戦に競り勝ち3位となった。

2021シーズンは、好調と見られた早稲田は帝京大の強力FWに後手に回って敗戦、慶応大も明治大に6トライを奪われての敗戦となった。前節はともに敗れており、修正すべき課題を持っての対戦となる。

今季の注目選手

早稲田
 CTB長田智希(4年,東海大仰星) 主将
 PR小林賢太(4年,東福岡)副将
 FB河瀬諒介(4年,東海大仰星)
 FL相良昌彦(3年,早実)
 SO吉村紘(3年,東福岡)
 WTB槇瑛人(3年,國學院久我山)

慶応大
 HO原田衛(4年,桐蔭学園)主将
 FL山本凱(4年,慶応)副将
 FL高武俊輔(3年,尾道)
 CTBイサコ・エノサ(3年,キングスC)
 No8福澤慎太郎(2年,本郷)
 FB山田響(2年,報徳学園)

まもなく第98回の早慶戦、今年も競った試合が予想される。

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関東リーグ戦 2021 第5節 / 結果とポイント … 昨年上位の直接対決は 東海大と日本大が勝利

概要

2021年度の関東大学リーグ戦の第5節は、11/7(日)に全4試合が行われた。

順位決定方式は勝点制。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつけての勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

第5節終了時の成績

第5節を終えての成績は次の通り。

東海大 5勝0敗 勝点25 得失点差+265
日本大 5勝0敗 勝点25 得失点差+166
大東大 3勝2敗 勝点14 得失点差+4
法政大 2勝3敗 勝点11 得失点差-7
中央大 2勝3敗 勝点  8 得失点差-84
流経大 2勝3敗 勝点  8 得失点差-46
関東学 1勝4敗 勝点  5 得失点差-107
専修大 0勝5敗 勝点  1 得失点差-191

対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >

トライランキング(11/7終了時)

14T 井上風雅/日本大
7T ナサニエル・トゥポウ/日本大
5T 5人

トライランキング詳細は → < トライランキング >

ゴールランキング(11/7終了時、PG含む)

22G 石岡玲英/法政大 75.9%
19G 津田寛汰/中央大 82.6%
17G 丸山凛太朗/東海大 77.3%

ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] <別冊付録:主要大学写真名鑑> 

 

11/7(日)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

日本大(25) 34-22 流経大(8)

先制したのは流経大、前半6分にPGを決める。直後の日本大は左サイドを攻め込むと、速いパスまわしでWTBナサニエル・トゥポウ(3年,マリストB)へとつなぎトライ。続く12分、流経大が敵陣深くでマイボールラインアウトを得ると、モールからHO西山大樹(4年,流経大柏)が押し込んだ。

今度は日本大、21分にWTB水間夢翔(3年,佐賀工)が相手ボールをもぎとってゲイン、捕まるとすぐに展開しCTB広瀬龍二(3年,日川)が相手ディフェンスをかわしてインゴールに飛び込んだ。さらに32分、日本大が攻め込み流経大陣5mライン付近でパスをまわすが、FB河野竣太(4年,常翔学園)がインターセプト、およそ90mを独走し逆転トライとなった。日本大は12-15と3点のビハインドで前半を終える。

後半は日本大が勢いに乗る。後半2分にWTBナサニエル・トゥポウがトライを決めて逆転すると、16分にも展開から大外のFL飯田光紀(4年,日川)がインゴールに押さえた。さらに20分24分と連続トライを決めて突き放した。30分に流経大がトライを返すも、日本大が34-22で勝利し5連勝、大学選手権出場を決めた。

注目ポイント

日本大は、前節の関東学院戦に続き前半はリードを許す展開となったが、後半に逆転し突き放した。この2試合はBKが躍動し、トライのバリエーションが増えている。ただ、コンバージョンキックの成功は6本中2本のみ、ここまでの5戦でも成功は39本中20本と苦戦している。

流経大のほうは、前半をリードして終えるなどいい展開で試合をすすめるが、前半40分からのシンビンの間に逆転トライを、後半14分からのシンビンの間に3トライを奪われての逆転負け。また、この試合のペナルティは前後半あわせて18、悔やまれるものとなった。

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関東学院(5) 29-71 大東大(14)

試合は開始直後の前半1分、関東学院のキックをCTBペニエリ・ジュニア・ラトゥ(2年,セントピーターズS)がチャージ、自らボールを拾って右隅に先制トライを決める。このあと10分にWTB鎌田進太郎(4年,石見智翠館)、20分にはSO落和史(3年,石見智翠館)がトライを加えて19-0とリード。

対する関東学院は25分、左サイドに展開するとCTB長尾貴大(4年,北条)がライン際にグラバーキック、インゴールに飛び込んだWTB諸山佑祥(1年,長崎海星)が押さえてトライを返す。しかし、このあとも3トライを加えた大東大が40-7と大きくリードして前半終了。

後半も大東大の勢いは止まらず、4分にWTB松田武蔵(3年,ロトルアB)が左隅にトライを決めるなど、64-7とさらに突き放す。このままでは終われない関東学院は、27分にモールからHO米井翔啓(3年,松山聖陵)がトライ、終盤にも3トライを奪う。しかし、大東大が71-29で勝利し3勝目、暫定3位に浮上した。

注目ポイント

関東学院は、試合開始早々にチャージからトライを奪われるなど前半の失点が響いた。後半開始から選手を4人を入れ替えるなどテコ入れを試みるも、反撃は試合終盤になってからとなった。残る2戦は前半からのディフェンスが大切になる。

大東大のほうは、出足のよいディフェンスや素早いサポートなど、攻守とも動き出しの早さが相手を受けにまわらせたか。この出足のよいディフェンスが続けば、大学選手権出場のチャンスは大きくなる。

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中央大(8) 35-17 専修大(1)

試合は中央大が先制、前半5分にFWでゴールに迫ると最後はNo8山﨑成太(3年,東京)がインゴールに押し込んだ。9分には、マイボールラインアウトを起点にCTB水野陸(2年,東京)がトライ、26分にもCTB水野陸が、35分にはマイボールスクラムからスクラムトライを決める。中央大が28-0とリードして前半を折り返す。

後半、両チーム得点なく迎えた26分、専修大はモールを組んでLO小笠原颯(4年,日川)が押し込んだ。29分には自陣から展開、FB古里樹希(3年,東福岡)からWTB吉田賢蔵(3年,御所実)、再度FB古里樹希に折り返してトライを決める。

このあとロスタイムに中央大がHO光安喬平(1年,大阪桐蔭)がディフェンスをかいくぐってのトライ、専修大は中央から一気に大外へのパスでFB古里樹希がトライ。しかし、試合はここで終了、中央大が35-17で勝ち勝点を8に伸ばした。

注目ポイント

中央大は、前半で4トライと試合を優位にすすめての勝利となった。ただ、後半の得点は40分のトライとコンバージョンゴールのみ、しかも相手がシンビンで1人少ない状態となった時間帯のものだった。

専修大のほうは、前半に0-14とリードされたあとに相手のシンビンがあったが、得点するどころか逆にトライを許してしまう。後半は追い上げたものの、絶好の反撃のタイミングを逃したことが響いた。

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東海大(25) 64-26 法政大(11)

試合は、法政大学が2分13分とPGを決めて6点を先行。追う展開となった東海大は、18分25分とマイボールラインアウトからモールを組み、いずれもPR星野克之(3年,栄徳)が押し込みトライ。28分にはFLレキマ・ナサミラ(3年,ラトゥナブラ)の突進からチャンスを広げ、最後はCTB伊藤峻祐(3年,桐蔭学園)がトライを追加。

法政大はFB石岡玲英(2年,御所実)が今季11本目のPGを決めて3点を詰めるも、東海大は開幕戦以来の出場となったWTB林隆広(4年,石見智翠館)がトライを決めて28-9とリードして前半を終える。

後半は4分の東海大、モールを押し込みHO土一海人(4年,東海大相模)がトライ。対する法政大は9分、ゴールライン目前の攻防からLO竹部力(2年,大分舞鶴)がインゴールに押し込む。

法政大はFL佐野祐太(1年,目黒学院)の突破からSH山脇一真(2年,天理)がトライ、終盤にもFL大澤蓮(4年,長崎南山)がトライを決めるも、東海大が64-26で勝利、5連勝となった。

注目ポイント

東海大は、試合の入りではなかなかトライを奪えなかったものの、前半途中からラインアウトモールからの連続トライを決めてペースをつかんだ。3トライを許したが連続でのトライは許さず、危なげない試合運びで3位以内を確定させた。

法政大のほうは、前半は3PGで食らいついたが、前半の半ば以降に4トライを奪われた。前半の粘りが後半勝負につながるだけに、残る2戦も前半のディフェンスに注力し大学選手権出場を目指したい。

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関西Aリーグ 2021 第5節 / 結果とポイント … 激戦の末に京産大が同志社に勝利し5連勝

概要

2021年度の関西大学ラグビーAリーグ 第4節は、11/6(土)に2試合、11/7(日)にも2試合が行われた。

なお、2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「4トライ以上での勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

11/7(日)終了時点での成績は次の通り。2チームの勝点が並んだ場合は、直接対決の結果、得失点差の準で順位決定。

京産大 5勝0敗 勝点23 得失点差+93
天理大 4勝1敗 勝点20 得失点差+121
近畿大 4勝1敗 勝点19 得失点差+71
同志社 3勝2敗 勝点16 得失点差+118
関西大 2勝3敗 勝点  9 得失点差-143
摂南大 1勝4敗 勝点  6 得失点差-101
立命館 1勝4敗 勝点  5 得失点差-76
関学大 0勝5敗 勝点  3 得失点差-83

対戦表詳細は → 関西Aリーグ対戦表

トライランキング(11/7終了時)

8T アサエリ・ラウシ/京産大
6T 内村祐介/天理大
5T 田村魁世/同志社
4T 5人

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(11/7終了時、PG含む)

21G 嘉納一千/同志社 84.0%
21G 筒口允之/天理大 75.0%
16G 奥谷友規/関学大 76.2%
16G 福山竜斗/近畿大 72.7%

ゴールランキング詳細は → ゴールランキング

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11/6(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

同志社(16) 19-22 京産大(23)

試合は前半7分、同志社が敵陣深くでマイボールラインアウトからモールを組むと、押されながらもまわり込んでHO西濱悠太(2年,東福岡)が先制トライを決める。対する京産大は14分、マイボールスクラムから展開、最後はLOアサエリ・ラウシ(3年,日本航空石川)のサイドアタックでトライを返す。

さらに26分の京産大、マイボールラインアウトからLOアサエリ・ラウシが突進しインゴールに飛び込む。前半終了間際に同志社ラインアウトモールからトライを返し、京産大は14-12とわずか2点のリードで前半を終える。

後半は、12分に京産大がPGを決めてリードを広げる。追う同志社は、23分に一旦右へ展開するも、左に切り返してWTB和田悠一郎(4年,東海大仰星)からWTB稲吉渓太(4年,東福岡)へとつなぎ逆転トライを決めて同点。さらにSO嘉納一千(2年,大阪桐蔭)が角度のないところからのコンバージョンキックを決めて逆転に成功する。

そして迎えた39分、京産大は右サイドラックからSO西仲隼(3年,近大附属)は、LOフナキ・ソロモネ(1年,目黒学院)とともに走り込んできたFL三木皓生へパス、そのまま抜け出しての逆転トライとなった。京産大が22-19で勝利し5連勝。

注目ポイント

同志社は、前半を互角で終えると終盤を迎えたところで逆転、申し分ない展開となったが、最後に力尽きた。最後に許したトライシーンは、ディフェンスがともに走り込んできたLOフナキ・ソロモネのほうにやや寄ってしまいFL三木皓生の突破につながったか。

京産大は5週連戦、肉体的な面はもちろんメンタル面での集中力の維持も心配されたが、リザーブ8人のうち6人を残しての勝利となった。学生随一とも言われる練習量のおかげで、5週連戦といえども選手たちは自信を持って戦えたか。

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天理大(20) 38-17 関学大(3)

試合が動いたのは前半17分、天理大がWTBアントニオ・トゥイアキ(3年,ロトルア)の華麗なステップやハンドオフでディフェンスをかわして先制トライを決める。対する関学大は、27分にラインアウトモールからHO平生翔大(1年,関西学院)がトライを返す。

前半30分の天理大は、ラインアウトから展開しFB江本洸志(4年,日本航空石川)がラインブレイク、最後はFL服部航大(4年,天理)がトライ。35分にはSO筒口允之(1年,長崎南山)のキックパスからLOアシペリ・モアラ(4年,日本航空石川)がトライを追加。さらに互いに1トライづつを加えて、前半は天理大が26-12とリードして折り返した。

後半は10分に天理大が攻め込み、ゴールライン付近でのラックからLOアシペリ・モアラがインゴールに飛び込んだ。27分にはモールからHO谷口永遠(3年,関大北陽)がトライを追加。試合終了間際に関学大が自陣でCTB川村祐太(1年,関西学院)が好タックル、ルーズボールを拾ったWTB加藤匠朗(2年,関西学院)が約60mを独走しトライを決めた。しかし、天理大が38-17で勝利、4勝目を飾った。

注目ポイント

天理大は、前半残り10分の間に3トライを奪い危なげなく勝利。6トライのうちLOアシペリ・モアラのパワーやWTBアントニオ・トゥイアキの個人技でとったトライがあったが、さらにチーム全体の完成度が上がればトライを増えるはずだ。

関学大は徐々に状態はよくなってきてはいるものの、対戦相手も徐々に強い相手との対戦となり、未勝利で勝点3と苦しい状況となっている。若いメンバーが多いチームでもあるので、試合ごとに成長しながら残り2戦を戦いたい。

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11/7(日) 

摂南大(5) 17-19 関西大(9)

試合は、前半7分に摂南大がPGで先制、さらに19分に相手ゴール前でのマイボールスクラムからNo8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ(3年,トンガC)が持ち出しトライを決める。

10点を追う関西大は、34分にラインアウトモールからWTB澤口飛翔(2年,御所実)が押し込むと、38分にはマイボールラインアウトからすぐに展開、走り込んできたNo8池原自恩(3年,関大一)をスルーしてCTB藤原悠(4年,大阪桐蔭)にパスが通るとそのまま抜け出してトライを決めた。関西大が前半を12-10とリードする。

後半は12分、関西大は左サイドを攻め込むと右に展開、そこから左へ折り返して最後はNo8池原自恩がインゴールに飛び込んだ。33分の摂南大は、ペナルティのリスタートからゴールライン目前まで攻め込むと、何度もサイドを突きながら最後はNo8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノがトライ。しかし、このまま関西大が19-17で逃げ切り、2勝目を手にした。

注目ポイント

摂南大は、攻撃面が好調の関西大を2トライに抑えたが勝利ならず。今季はディフェンス面での改善が見られるが、攻撃面では結果を出せていない。相手をNo8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノに引きつけての攻撃を組み立てるなど、トライを増やしたい。

関西大のほうは、4戦目までの昨年上位4チームに11トライながらリーグ最多の242失点となっていたが、この日は3トライで今季最少の17失点に抑えての勝利となった。ディフェンスが機能すれば、さらに白星を積み重ねることができる。

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近畿大(19) 35-17 立命館(5)

試合は前半7分、近畿大が相手ゴール目前から展開、No8古寺直希(1年,石見智翠館)が中央から左サイドライン際で待つWTB宮宗翔(4年,大阪桐蔭)へロングパス、そのままトライを決めた。直後の前半10分、今度は立命館がこぼれ球をWTB木田晴斗(4年,関西大倉)へつなぐと、相手ディフェンスをすり抜けて左隅へトライを返す。

21分の近畿大は、展開からCTB福山竜斗(4年,天理)からFB河井優(4年,日本航空石川)、No8古寺直希とオフロードパスでつなぎトライ。続く23分には、自陣から抜け出したFB河井優がハーフウェイライン付近からインゴールにキックで転がしSH松山将輝(4年,大阪桐蔭)が押さえた。

ここから立命館が盛り返す。29分にFL中村壮(4年,東海大仰星)、36分にHO横尾太一(4年,東海大仰星)がそれぞれモールからのトライを決める。前半は近畿大が21-17とリードして終了。

後半は両者得点なく時間が過ぎ、23分に近畿大が連続攻撃から徐々に前進、最後はWTB植田和磨(1年,報徳学園)が走り込みインゴールに飛び込んだ。28分には右へBK展開、大外のWTB植田和磨へのマークが厳しいと見ると内へ折り返しCTB福山竜斗へつなぎトライ。これで35-17とし、近畿大の勝利となった。

注目ポイント

近畿大は、前半は両者トライを奪い合う展開も、後半は立命館を完封しての勝利となった。FWもBKもレベルの高い近畿大にあって、前半にロングパスを見せるなどNo8古寺直希の動きがスパイスとなった。大学選手権出場はもちろん、優勝も狙える位置にいる。

立命館のほうは、前半は互角の戦いを見せたが後半は振り切られ、京産大戦や同志社戦と同様の試合展開での敗戦となった。また、ここまで全試合CTBで出場の木田晴斗をWTBに配置したが、多くの見せ場をつくることができなかった。

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対抗戦 2021 第6,7週 / 結果とポイント … 帝京が早稲田に勝利

概要

2021年度の関東大学対抗戦 第6,7週は、11/3(水・祝)に2試合が行われ、残り2試合は11/7(日)に行われた。

2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

11/7(日)終了時点の成績は次の通り。

明治大 5勝0敗 勝点25 得失点+214
帝京大 5勝0敗 勝点23 得失点+245
早稲田 4勝1敗 勝点20 得失点+214
慶応大 3勝2敗 勝点15 得失点  +49
筑波大 2勝3敗 勝点  9 得失点  -31
日体大 1勝4敗 勝点  5 得失点-188
青学大 0勝5敗 勝点  1 得失点-178
立教大 0勝5敗 勝点  0 得失点-325

対戦表詳細は → 関東大学対抗戦対戦表

トライランキング(11/7終了時)

8T 槇瑛人/早稲田
7T 松本純弥/明治大
7T 江良颯/帝京大

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(11/7終了時、PG含む)

33G 高本幹也/帝京大 68.8%
29G 吉村紘/早稲田 76.3%
25G 廣瀬雄也/明治大 71.4%

ゴールランキング詳細は → ゴールランキング

 

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11/3(水・祝)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

早稲田(20) 22- 29 帝京大(23)

先制したのは帝京大、前半5分にFWでつなぐと最後はHO江良颯(2年,大阪桐蔭)が体を一回転させながら相手ディフェンスをかわしてインゴールにグラウンディング。さらに23分、早稲田ボールのスクラムを押し込むと、こぼれたボールをSH李綿寿(1年,大阪朝鮮)がひろってトライを決めた。早稲田は前半終了間際にPGを返すが、帝京大が12-3とリードして前半を終えた。

後半は早稲田が先に得点する。後半7分、CTB岡﨑颯馬(2年,長崎北陽台)が抜け出すと、PR小林賢太(4年,東福岡)、SH宮尾昌典(1年,京都成章)とつなぎトライを返した。帝京大は20分、相手ゴールライン目前でアタックを繰り返し、最後はWTBミティエリ・ツイナカウヴァドラ(3年,SジョセフC)が右隅にトライ。26分にもゴール前の攻防から最後はNo8延原秀飛(2年,京都成章)がトライ。32分にはラインアウトモールを起点にLOリッチモンド・トンガタマ(4年,オタフフC)が押し込みゴールも決まって29-10とする。

粘る早稲田は34分、マイボールラインアウトから逆サイドへ展開、FB河瀬諒介(4年,東海大仰星)、WTB槇瑛人(3年,國學院久我山)とつなぎ反撃のトライを決める。38分にはハーフウェイライン手前でパスを受けたFB河瀬諒介が抜け出すと、そのまま走りきりトライ。しかし、帝京大が29-22で勝利、開幕から5連勝となった。

注目ポイント

早稲田は、スクラムで圧倒されるなど受けにまわっての敗戦となった。ただ、最大19点のビハインドから、終盤の2トライで勝点1を手にした。

これまで、CTB長田智希(4年,東海大仰星)、WTB槇瑛人、FB河瀬諒介らの個人技によりトライを取ってきた部分もあるが、今後は何らかの戦術やサインプレーなども準備してくるだろう。次の試合は約3週間後、残る早慶戦早明戦に向けて進化した早稲田を見られるか。

帝京大のほうは、後半早稲田に先にトライを許すとWTBミティエリ・ツイナカウヴァドラをいつもより早めに投入。過去にリードしながら後半逆転された試合も多く、その対策もあるだろう。

また、特筆すべきはペナルティが5と少なかったこと、ここまでの1試合平均は5.2と対抗戦でも群を抜く少なさ(2番目に少ない早稲田が7.4)になっている。ちなみに、昨年は対抗戦で2番目に多い1試合平均11.1、連覇最終年の2017は1試合平均5.9をも上回る数字となっている。

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慶応大(15) 17-46 明治大(25)

試合は明治大が先制トライを奪う。前半4分、LO山本嶺二郎(2年,京都成章)の突進からSO伊藤耕太郎(2年,國學院栃木)へ、ダミーパスから抜け出してそのまま約40mを走りきり中央へトライ。対する慶応大は21分、SO中楠一期(3年,國學院久我山)のハイパントをWTB佐々木隼(3年,桐蔭学園)がキャッチしそのままトライ。

前半24分の明治大はラックから展開、CTB江藤良(4年,報徳学園)が抜け出し最後はWTB秋濱悠太(1年,桐蔭学園)がトライを決めた。35分には、マイボールスクラムからSO伊藤耕太郎が抜け出し、パスを受けたWTB石田吉平(3年,常翔学園)がインゴールに飛び込んだ。明治大が前半を24-5とリードして終える。

後半は、明治大がCTB廣瀬雄也(2年,東福岡)の約45mのPGで先に点を取ると、8分にはラックからSH飯沼蓮(4年,日川)が持ち出し、走り込んできたWTb石田吉平につなぎそのままトライ。

追う慶応大は、23分に相手ゴール前のラックからNo8福澤慎太郎(2年,本郷)へ、相手ディフェンスをかいくぐって中央にトライを返す。29分の明治大、相手ゴール前ラックから走り込んできたWTB石田吉平にパスが渡りトライ。

36分には、慶応大が相手ゴール前ラックから左へ展開、CTB鬼木崇(3年,修猷館)がインゴールに飛び込む。しかし、38分にもトライを加えた明治大が46-17で勝利し5連勝。

注目ポイント

慶応大は、LO今野勇久(3年,桐蔭学園)がメンバー外となり、LOアイザイア・マプスア(3年,キングスC)を起用。しかし、相手にプレッシャーを与えるに至らず、これまで多数のトライをラインアウトモールから奪ってきたが、この試合ではゼロとなった。

ただ、次の試合は11/23(火)と時間があり、また早慶戦というモチベーションが高まる舞台、立て直してくるだろう。

明治大のほうは、FWの突進からの球出しのテンポがよくトライを重ねた。この試合の6つのトライは全てBKによるものだが、FWが圧力を与えたり相手をひきつけてこそ、FW,BKが一体となって取ったトライといえる。

また、リザーブにSO/CTB齊藤誉哉(3年,桐生第一)やCTB児玉樹(4年,秋田工)ら主力として経験豊富なBKが控えるなど選手層の厚いことも強みとなっている。

才能を解き放つ勝つメンタル ラグビー日本代表コーチが教える「強い心」の作り方 

 

11/7(日)

筑波大(9) 24-21 青学大(1)

先制したのは青学大、前半15分に攻め込むと相手ゴール手前5mのラックから右へ展開、最後はWTB手島究(4年,東農大二)が右サイドライン際に飛び込んだ。20分の筑波大は、ラインアウトモールからHO肥田晃季(3年,中部大春日丘)が押し込みトライを返す。互いにコンバージョンキックも決まり、7-7の同点のまま前半終了。

後半は4分、筑波大は相手ゴール前ラックからPR木原優作(3年,東福岡)がアタック、さらにSH鈴村淳史(4年,中部大春日丘)のパスはダミーでそのままインゴールに押さえた。8分にはペナルティのリスタートでSH鈴村淳史が抜け出しトライ、ゴールも決まって21-7とリードする。

このあと22分、筑波大が自陣インゴールでパスをまわすと、青学大が捕まえてボールを奪いそのままトライ。37分には青学大がモールを押し込みトライを追加、SO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)が角度のないところからコンバージョンキックを決めて、土壇場で21-21の同点とする。

しあkし、ロスタイムに入った48分、筑波大が攻め込むとゴール正面で待つFB松永貫汰(4年,大産大附)にパスを送りドロップゴール成功、大接戦の試合は筑波大が24-21で制した。

注目ポイント

筑波大は、青学大のディフェンスにやや受けにまわったのか、前半は1トライ、後半も2トライの計3トライに終わった。今季は上位チームに対するディフェンスでは結果を出したが、攻撃面ではここまで5試合で12トライと物足りない。自慢のBKが走りまわるシーンをつくりたい。

青学大のほうは、ディフェンスから試合をつくり接戦に持ち込んだが一歩及ばす。未だ勝利なく勝点も1止まりだが、目指すものは形になりつつある。残る2戦も楽しみだ。

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日体大(5) 65-10 立教大(0)

日体大のキックオフで試合開始、キックオフのルーズボールNo8ハラトア・ヴァイレア(4年,日体大柏)がキャッチ、一旦FL髙橋泰地(4年,日川)に預けて再度No8ハラトア・ヴァイレア(4年,日体大柏)に渡って抜け出しそのまま先制トライ。

さらに日体大は、このあとWTBクリスチャン・ラウイ(4年,日体大柏)とNo8ハラトア・ヴァイレアが2トライづつを加える。30分には、自陣深くからのCTB松尾峻祐(4年,長崎北陽台)のロングキックに追いついたWTB鈴木颯(3年,豊多摩)はキックで転がし自ら拾ってトライ。日体大が36-3とリードして前半を折り返す。

後半最初の得点も日体大、5分に137kgのPRミキロニ・リサラ(4年,日体大荏原)が立教大ディフェンスを数人弾き飛ばしながらインゴールに押さえる。さらに日体大は2トライを加えたあと、26分に立教大のルーキーSH伊藤光希(1年,桐蔭学園)に対抗戦初トライが生まれる。しかし、日体大が65-10で勝利、今季初勝利となった。

注目ポイント

日体大は、前節の帝京大に大敗するも2トライを奪い、この日は10トライの猛攻。そのうち、WTBクリスチャン・ラウイが2トライ、WTB鈴木颯(3年,豊多摩)が3トライ、人数を余らせてのWTBのトライがいくつか見られた。

立教大のほうは、ペナルティが15とやや多く、自分たちのペースをつくることができなかった。また、昨年は明治大から2トライを奪うなど11トライだったが、今季はここまでわずか3トライ、トライセンスのあるWTB天羽秀太(2年,桐蔭学園)らを生かしたい。

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2021 関東リーグ戦 第5節 <直前チェック> … 日本大vs流経大 東海大vs法政大 など

概要

2021年度の関東大学リーグ戦グループ1部リーグ第5節は、11/7(日)に全4試合が行われる。1部リーグは、東海大学流通経済大学日本大学法政大学中央大学大東文化大学関東学院大学専修大学の8チーム。

今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。

第4節終了時の成績

第4節を終えての成績は次の通り。

東海大 4勝0敗 勝点20 得失点差+227
日本大 4勝0敗 勝点20 得失点差+154
法政大 2勝2敗 勝点11 得失点差+31
大東大 2勝2敗 勝点  9 得失点差-38
流経大 2勝2敗 勝点  8 得失点差-34
関東学 1勝3敗 勝点  5 得失点差-65
中央大 1勝3敗 勝点  4 得失点差-102
専修大 0勝4敗 勝点  1 得失点差-173

対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >

トライランキング(10/31終了時)

14T 井上風雅/日本大
5T レキマ・ナサミラ/東海大
5T ナサニエル・トゥポウ/日本大
4T 3人

トライランキング詳細は → < トライランキング >

ゴールランキング(10/31終了時、PG含む)

18G 石岡玲英/法政大 78.3%
14G 津田寛汰/中央大 82.4%
13G 武藤ゆらぎ/東海大 68.4%

ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑 

 

11/7(日)

日本大 11:30 流経大(上柚木/有観客)

4戦全勝の日本大と2勝2敗の流経大との対戦。昨年の対戦は、日本大が先制トライを決めるが、このあと流経大が前半のうちに3トライで逆転、後半も突き放して流経大が40-14で勝利。

ここまでの日本大は、1,2戦目は快勝、大東大には堅いディフェンスにやや苦しんだ。4戦目の関東学院戦は前半10-17とビハインド、終盤まで同点のまま時間が過ぎるが後半38分のトライでリードし辛くも勝利。FWでなかなかトライがとれなかったがBKが決めた試合となった。

流経大のほうは、開幕戦で大東大に完敗、続く中央大にも敗れるが、関東学院にはロスタイムの逆転トライで勝利、専修大には後半追い上げられながら逃げ切った。決して安定した戦いぶりではないが、FW,BK一体となるダイナミックラグビーの片鱗が見られるようになってきた。

ここまでの戦いぶりからすると日本大が優位だが、日本大は初めてスタメンFWに留学生なしでの戦い、流経大は大幅なメンバー入れ替え、今まと違った両チームの戦いとなるか。

メンバー表チェック

日本大は、No8シオネ・ハラシリ(4年,目黒学院)がリザーブに控え、今季初めてFWに留学生なしで戦う。前節欠場のWTBナサニエル・トゥポウ(3年,マリストB)、前節リザーブのPR岩上龍(3年,目黒学院)、LO鷲谷太希(3年,天理)、FL熊谷幸介(4年,保善)がスタメンとなる。

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日本大 メンバー

流経大のほうは、前節からスタメンが6人入れ替わる。前節リザーブのLOアピサロメ・ボギドラウ(3年,ラトゥカンダブラブ)、SH岡田和暉(3年,流経大柏)、前節欠場のSO中澤響(4年,東農大二)、WTB長尾岳(4年,尾道),CTB髙井優志(3年,常翔学園)、WTB堀井雄登(3年,大東大一)がスタメンとなる。

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流経大 メンバー
過去の対戦

2018 日本大26-29流経大
2019 日本大34-28流経大
2020 日本大14-40流経大

FW平均体重

日本大   99.6kg
流経大 102.4kg

FW高身長選手(cm)

日本大 PR鷲谷太希188,LO趙誠悠185,No8板倉正矢183
流経大 LOアピサロメ・ボギドラウ190,PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188

 

関東学院 13:00 大東大関東学院G/無観客)

1勝3敗の関東学院と2勝2敗の大東大との戦いとなる。昨年の対戦は、大東大が前半をリードし後半もトライを重ねて一時は28-5と23点のリード、終盤に関東学院に3トライを許して追い上げられるが、31-26で逃げ切った。

今季の関東学院は、第2節に法政大から14点差を跳ね返す逆転勝利、次の流経大戦も終盤の追い上げで逆転するもロスタイムに逆転トライを奪われて敗戦となった。さらに、日本大には前半を17-10とリードしながら後半は逆転されて敗れたが、戦うたびに力をつけている。

昨年は6位に沈んだ大東大は、今季は流経大と法政大に勝利、大学選手権出場を狙える位置にいる。とくに前半の固い守りが目立ち、前半に許したトライは東海大に2つ、日本大に1つ、流経大と法政大には0となっている。

大東大のディフェンスに対し、関東学院が終盤の追い上げを見せるかが注目される。

メンバー表チェック

関東学院は、前節欠場の主将SO三輪悠真(4年,尾道)、LO山﨑海(4年,佐賀工)がスタメン復帰。HO米井翔啓(3年,松山聖陵)、FL松本裕司(4年,常翔学園)のほか、ルーキーのNo8内川朝陽(1年,佐賀工)、WTB諸山佑祥(1年,長崎海星)らは初スタメンとなる。東海大戦でトライを決めたルーキーSH服部莞太(1年,佐賀工)は先発は2度目。

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関東学院 メンバー

大東大のほうは、FL東崎公一(4年,中部大春日丘)が初スタメン、CTBペニエリ・ジュニア・ラトゥ(2年,セントピーターズC)は3戦ぶりのスタメンとなる。また、リザーブには、ルーキーイヤーに全戦先発出場と経験豊富な快足ランナーWTB朝倉健裕(4年,御所実)が控える。

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大東大 メンバー
過去の対戦

2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 関東学院26-31大東大

FW平均体重

関東学院 100.9kg
大東大  104.1kg

FWの高身長選手(cm)

関東学院 LO山﨑海187,No8小濱康嵩185,PR島津弘二朗183,No8内川朝陽182
大東大 No8リサラ・キシナ・フィナウ189,LO佐々木柚樹188,PR野口大貴184,LO塩見成梧184

ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533) 

 

中央大 13:00 専修大専修大G/無観客)

1勝3敗の中央大と4戦全敗の専修大との一戦。昨年は、中央大が前半に2トライ、後半も先にトライ、追う専修大が2トライ返すも、中央大が21-10で勝利。

今季の中央大は、2戦目の流経大に勝利。トライを奪い合う展開で27-17で前半を折り返すと、後半は突き放し42-22で終えた。法政大戦はPG合戦となるが、なかなかトライを奪えず。SO津田寛汰(3年,桐蔭学園)のPGは頼りになるが、トライを奪う意識が薄れてはいけない。

専修大のほうは、開幕戦の法政大戦では一時は16点をリードするも逆転負け。流経大戦は、18点差をつけられながら2トライなどで追い上げを見せたが届かず、4点差での敗戦となった。ディフェンスが安定することで勝機を見いだせるか。

メンバー表チェック

中央大は、LO橋本吾郎(4年,正智深谷)は春以来、CTB冨田陽登(4年,正智深谷)は開幕戦以来のスタメン。また、前節欠場のWTB鈴木龍(3年,昌平)とFB杉本崇馬(3年,佐野日大)がスタメンで復帰となる。

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中央大 メンバー

専修大のほうは、No8太田浩平(3年,北見北斗)が3戦ぶりにスタメンに復帰するほか、WTB飯塚稜介(2年,桐蔭学園)は3戦ぶりリザーブとしてメンバー入り。ルーキーHO小林洋平(1年,東福岡)は開幕戦以来のメンバー入りとなった。

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専修大 メンバー
過去の対戦

2018 中央大17-27専修大
2019 中央大  5-26専修大
2020 中央大21-10専修大

FW平均体重

中央大 103.6kg
専修大 100.8kg

FW高身長選手(cm)

中央大 LO橋本吾郎190,PR茂原隆由188,LO山﨑祥希182,FL市川大喜182
専修大 LO渡邉朝陽185,PR山口和明181,PR木原三四郎181,LO川畑松大181,No8太田浩平181

 

東海大 14:00 法政大(上柚木/有観客)

4戦全勝の東海大と2勝2敗の法政大との対戦となる。昨年の対戦は、東海大が先に3トライを奪うも法政大が2トライを返し、前半は東海大が21-12とリード。後半も両者譲らず1トライずつ、東海大が31-19で勝利した。

今季の東海大は、2戦目で大東大のディフェンスにやや苦しみ前半は14-0、後半は突き放して終わってみれば42-5での勝利となった。最重量級のFWにBK陣も充実、SO経験豊富な丸山凛太朗(4年,東福岡)がCTBにいることでさらに的が絞りづらいチームとなっている。

法政大のほうは、専修大に逆転勝利、関東学院には逆転負け、3戦目の中央大には快勝した。前節の大東大戦ではPG3本でリードするも、4トライを奪われて逆転負けとなった。ここまでの4戦で15トライ11ゴール8PG、PGで効率よく得点しているがトライはやや物足りない。

東海大は4戦でペナルティ33はリーグ最少、法政大がよほど圧力をかけていかなければPGのチャンスは多くない。東海大にスキは多くないが、法政大は早い時間帯に快足BKでトライを取りたい。

メンバー表チェック

東海大は、WTB林隆広(4年,石見智翠館)が開幕戦以来、CTB丸山凛太朗(4年,東福岡)が3戦ぶりにスタメンに復帰する。また、4戦とも途中出場したSH竹村嶺(4年,東福岡)が今季初スタメン、SH清水麻貴(3年,東農大二)はリーグ戦初のメンバー入りとなった。

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東海大 メンバー

法政大は、No8高城喜一(2年,金光藤蔭)が初スタメン、大澤蓮(4年,長崎南山)はFLにまわる。SH隠塚翔太朗(4年,東福岡)は3戦ぶりのスタメン、FL/No8佐野祐太(1年,目黒学院)は初めてのメンバー入りとなった。

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法政大 メンバー
過去の対戦

2018 東海大39-17法政大
2019 東海大46-15法政大
2020 東海大31-19法政大

FW平均体重

東海大 109.4kg
法政大 100.3g

FW高身長選手(cm)

東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,FLレキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184
法政大 No8高城喜一186,LO竹部力185,LO木村開182,PR河村龍成180,FL大澤蓮180

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関連リンク

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2021 対抗戦 第6週 <直前チェック> … 早稲田vs帝京大 慶応大vs明治大 など

概要

2021年度の関東大学対抗戦第6週は、11/3(水・祝)に2試合、11/7(日)に2試合が行われる。Aグループは、明治大学早稲田大学慶應義塾大学帝京大学筑波大学日本体育大学立教大学青山学院大学の8チーム。

第3週までの成績

今季は勝ち点制、勝ち4、引き分け2、負け0のほか、「3トライ差をつけた場合」「7点差以内の負け」にボーナスポイントとして1点が加わる。

10/24(日)終了時点の成績は次の通り。

明治大 4勝0敗 勝点20 得失点+185
帝京大 4勝0敗 勝点19 得失点+238
早稲田 4勝0敗 勝点19 得失点+221
慶応大 3勝1敗 勝点15 得失点  +78
筑波大 1勝3敗 勝点  5 得失点  -34
青学大 0勝4敗 勝点  0 得失点-175
日体大 0勝4敗 勝点  0 得失点-243
立教大 0勝4敗 勝点  0 得失点-270

対戦表詳細は → 関東大学対抗戦対戦表

トライランキング(10/24日終了時)

7T 松本純弥/明治大
7T 槇瑛人/早稲田
6T 江良颯/帝京大
6T 奥井章仁/帝京大
5T 江藤良/明治大
5T 原田衛/慶応大

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(10/24日終了時)

31G 高本幹也/帝京大 73.8%
27G 吉村紘/早稲田 75.0%
19G 廣瀬雄也/明治大 65.5%
  9G 浅見亮太郎/筑波大 81.8%
  9G 中楠一期/慶応大 50.0%

ゴールランキング詳細は → ゴールランキング

 

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11/3(水・祝)

早稲田 11:30 帝京大(駒沢/有観客)

互いにここまで4戦4勝、全勝対決となる。昨年の対戦はトライの奪い合いとなり19-19の同点で前半を終えると、後半は先に2トライを奪った早稲田が試合を優位にすすめて45-29で勝利した。

今季の早稲田は、1,2戦目は快勝、3戦目の筑波大戦は先に3トライを奪うも2トライを許し追い上げられるも逃げ切った。青学大戦は前半終了間際のトライで逆転、後半は突き放した。ここまでCTB長田智希(4年,東海大仰星)、WTB槇瑛人(3年,國學院久我山)、FB河瀬諒介(4年,東海大仰星)で14トライ、BKで勝負する。

帝京大のほうは、開幕戦の筑波大戦では出足のよいディフェンスに苦戦、なんとか前半35分のトライでリードすると、後半は互いにトライなしの攻防で17-7で勝利となった。2戦目以降は危なげない戦いを見せた。ここまでの40トライのうち約2/3にあたる26トライまでをFWで奪った。モールなどFWによる攻撃でトライを取りきれるかが鍵になる。

メンバー表チェック

早稲田は、PR小林賢太(4年,東福岡)、SO吉村紘(3年,東福岡)らがスタメン復帰、PR木村陽季(4年,早実)は初スタメンとなる。SO/CTB伊藤大祐(2年,桐蔭学園)はリザーブ、昨年からの主力LO大﨑哲徳(4年,國學院久我山)はメンバー外。

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早稲田 メンバー

帝京大は、FL延原秀飛(2年,京都成章)、WTB白國亮大(4年,摂津)がスタメン復帰、FL青木恵斗(1年,桐蔭学園)、WTB大藪洸太(3年,中部大春日丘)はメンバー外となった。リザーブには、LOリッチモンド・トンガタマ(4年,オタフフC)、WTBミティエリ・ツイナカウヴァドラ(Sジョセフ)が控える。

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帝京大 メンバー
過去の対戦

2018 早稲田28-45帝京大
2019 早稲田34-32帝京大
2020 早稲田45-29帝京大

FW平均体重

早稲田 100.0kg
帝京大 106.6kg

FW高身長選手(cm)

早稲田 LO村田陣悟185,LO桑田陽介185,PR小林賢太181,FL相良昌彦180
帝京大 LO本橋拓馬192,LO江里口真弘185,FL延原秀飛182

 

慶応大 14:00 明治大(駒沢/有観客)

3勝1敗の慶応大と4戦全勝の明治大との一戦。昨年の対戦はロースコアの戦い、慶応大は前半は3-7とリードされるも、後半は1トライづつを奪い合い2点差に詰め寄ると、ロスタイムのPGで13-12と逆転勝利となった。

ここまでの慶応大は、2戦目の筑波大戦で前半15分のトライを最後に得点を取ることができず12-34で敗れた。昨年下位の3チームには、昨季は70点以上奪ったが今季は43,41,40点、FWのトライが24トライから14トライとなった。FWでどれだけ勝負できるかがポイントか。

明治大のほうは、序盤の3戦は危なげない勝利も完勝とはいかなかったが、4戦目の筑波大戦では出足のよいディフェンスをものともせず、前半に4トライを奪って24-0、後半にも5トライを奪い53-14で快勝となった。ここまで35トライのうち19トライをBKで奪っており、いい形でBKにボールが渡れば確実に仕留める。

メンバー表チェック

慶応大は、序盤BKで出場したLOアイザイア・マプスア(3年,キングスC)がFWとしては初スタメン、No8中山大暉(1年,桐蔭学園)は対抗戦初スタメンとなる。リザーブには、序盤SHで出場したFB山田響(2年,報徳学園)がいるためか、SHの選手は入れずFW6人BK2人としている。

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慶応大 メンバー

明治大のメンバーは、前の試合でFBに入った石田吉平(3年,常翔学園)がWTBに、FB雲山弘貴(4年,報徳学園)が今季初スタメン。また、CTB児玉樹(4年,秋田工)が9/18以来のメンバー入りとなる。昨年も何度あったが、リザーブにはSHなしでFW5人、BK3人を配した。

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明治大 メンバー
過去の対戦

2018 慶応大28-24明治大
2019 慶応大  3-40明治大
2020 慶応大13-12明治大

FW平均体重

慶応大 101.1kg
明治大 102.1kg

FWの高身長選手(cm)

慶応大 LOアイザイア・マプスア193,LO村松龍之介180,FL高武俊輔180
明治大 山本嶺二郎191,LO武内慎191,FL木戸大士郎185,PR村上慎181

ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533) 

 

11/7(日)

筑波大 13:00 青学大青学大G/無観客)

1勝3敗の筑波大と4戦全敗の青学大との対戦。昨年の対戦は、青学大が前半17分のトライで9点差に迫るも、以降は筑波大が突き放した。

今季の筑波大は、開幕戦の帝京大戦には敗れたものの、2トライ17点に抑えてディフェンスの手応えを得た。以降は慶応大に4トライを奪っての勝利、早稲田に7点差負け、明治大には完敗となった。ディフェンスを軸に学生トップレベルのBKが躍動する。

青学大のほうも、4戦全敗ながらディフェンスでは一定の成果を見せており、上位4チームに対し昨年の329失点が今季は205失点となった。とくに明治大戦では前半29分までトライを許さなかったり、早稲田には前半40分までは13-12とリードするなど前半の健闘が見られた。

ディフェンスで成果を出してきたチーム同士、前半はロースコアで後半息切れしない筑波大が優位に立つか。

メンバー表チェック

筑波大は、ルーキーのLO本郷雄斗(1年,千葉)が初スタメン。前節リザーブのPR山崎昇悟(4年,浦和)、No8楢本鼓太朗(3年,修猷館)、CTB川合カイト(4年,小山台)がスタメンに戻る。また、SO児玉悠一朗(3年,福岡)は5月以来のメンバー入りとなった。

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筑波大 メンバー

青学大のほうは、WTB手島究(4年,東農大二)が今季初スタメンとなったほか、ルーキーHO田中優光(1年,名古屋)、HO柳井健太郎(4年,日大二)はリザーブとして初のメンバー入りとなった。

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青学大 メンバー
過去の対戦

2018 筑波大73-31青学大
2019 筑波大59-21青学大
2020 筑波大80-15青学大

FW平均体重

筑波大 100.1kg
青学大   98.3kg

FW高身長選手(cm)

筑波大 LO八木澤龍翔188,LO本郷雄斗187,FL深山竣介180
青学大 LO江金海188,LO清原裕揮187,FL渡邊元樹187

 

日体大 13:00 立教大(日体大G/無観客)

ともに4戦全敗の日体大と立教大の対戦となる。昨年の対戦は、終始追いつ追われつの展開となり、互いに2トライ3PG、最後は後半37分のPGで逆転した日体大が23-21で勝利。

ここまでの日体大は、大敗する試合もあったが、明治大戦では先制PGを決めたあと簡単にトライを許さず、帝京大戦でも先制トライを奪うなど、試合の入りでうまくいく試合もあった。立教大戦も前半から仕掛けていく。

立教大は、ここまでなかなかいいところが出せず、苦しい戦いになっている。しかし、今後の結果によっては入替戦もあり得るため、勝敗に加えて勝点を意識した戦いも必要となる。遠くからでもPGを狙ってくる日体大には注意が必要だ。

メンバー表チェック

日体大は、LO伊藤拓哉(2年,東京)、CTB皆川祥汰(4年,駒込)がスタメンに復帰する。ここまで全戦スタメンのLO小柿駆(3年,東農大二)はメンバー外となった。リザーブには、HO藤田幹太(1年,筑紫)ら4人のルーキーが入った。

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日体大 メンバー

立教大のほうは、この4戦SOだった中優人(1年,桐蔭学園)がCTBにまわり、SOには安藤海志(3年,京都成章)が入る。PR勝沼遼(4年,新潟明訓)がスタメンに戻り、ベストの第一列が揃う。WTB太田匠海(2年,京都成章)は初めてのメンバー入り。

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立教大 メンバー
過去の対戦

2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 日体大23-21立教大

FW平均体重

日体大 102.1kg
立教大   96.5kg

FW高身長選手(cm)

日体大 PRミキロニ・リサラ186,No8ハラトア・ヴァイレア184,LO諏訪和希182
立教大 LO守源184,LO村田裕太183,No8紀伊雄介182

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